読んだ本の紹介

お主、なかなかやるな

ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y) ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y)
(2008/06)
平川 克美

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のっけから、「ビジネス書はつまらない」というのがツボにはまりました。

右矢印お客さんと向き合って、喜んでもらえるという交換の基本を忘れないようにしようよ

右矢印起業とは、既成の何かに従属することを最も避けたいというマインドセットとほとんど同義であると言えるからです。

右矢印人がどれほど多様な可能性の前に立ち、どれほど多様な方法を使って考え、どれほど多くの選択肢の中で迷い、どれほど苦労したとしても、ただひとつの結果しか得ることは出来ないという厳然たる現実。

右矢印創業者にとって会社を作ることは、個人的な欲望やアイデア、技術といったものを社会化させてゆくための装置作りであって、会社そのものが目的ではありません。

右矢印会社の初期的な成長の過程で、最初のアポリア(難関)は、社員という「他者」を導き入れるとこらから始まります。

右矢印今の本当の危機は、その危機感がどこから来るかについての自覚の喪失であり、投資サイドにリードされた経営サイドの哲学の不在であり、その結果としての企業のプレゼンス(個性)の後退です。

右矢印本質的矛盾とは、「起業家を支援するインキュベーターとは、最も他者の手を借りたくないと信じている人々(つまり起業家)を孵化(インキュベート)する者」のことだということです。

右矢印自己実現とは将来実現する能力や可能性なのではなく、ただ現在の欠落感としてしか実感できないものであると言えるのではないでしょうか。

右矢印そんなとき、「神」であるお客はどんな表情をするのだろうか。わたしは経験的に知っているのだが、たぶん「にやり」とするのである。「にやり」の意味は、「お主、なかなかやるな」である。

右矢印しかし、そもそもモチベーションとは会社が用意して社員に与えるというようなものなのでしょうか?それは、わたしの常識では馬の鼻先にぶら下げられたニンジンのようなものであって、モチベーションということではありません。

右矢印ビジネスの中で人はそれぞれ役割演技をしています。にもかかわらず、それを生得の役割であるかのように錯覚します。

右矢印ビジネスにおいてモノや数字に執着することは、足フェチが全体のプロポーションを見ないようにしているのと同じです。

右矢印平川君は「則を越えず」ということを書かれていますけれど、それは言い換えると「節度」ということだと思います。「中庸」と言ってもいいけれど、要するに、ぼくたちがいるのは「暫定的な場にすぎない」ということですね。

右矢印科学者というのは、自説を反証したさらに包括的な理論に「有用なパーツ」として組み込まれることを「屈辱」ではなく、「栄光」と感じる知性のことなんです。

右矢印ビジネスのフレームワークの中では、個人の倫理や正義感を持ち出さないことがビジネスの倫理になる、というように価値観が倒立する場面がしばしばあるわけです。

あとがきでも書かれておりますが、「戦略」を否定しているわけでなく
ビジネスは戦略だけじゃ、面白くないんじゃないの?といった位のニュアンスです。

戦略という思考方法から一度離れてみて、考え直すのも良いのではないでしょうか。
どれだけ根拠の無いことに煽られているかわかります。

この本の影響もあるのですが、最近、基本はアナログなんだなあ~と
思わされることが多く、自分の思い込みや先入観、これまでの習慣や思考方法など
見直す毎日が続いております。 錬磨無限ですな。

こちらの本を紹介してくれた西田さんに感謝!

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