日本の武の美【変わり兜と甲冑】もののふ

ホコヲヤムル

BE AN INDIVIDUALさんの楽天日記の
フリーページで紹介されている「山岡鉄舟」に
関する文章を読んで早速「山岡鉄舟の武士道」を
購入した。

その中に「武と文」についての話がある。
「武」とは矛を止むる意味が元々あるという事だ。

私なりに要約すると

地球上のどこかで戦争がなかった年は全部でたった292年。
江戸時代は250年間も戦争が無かった時代。

江戸時代とは徳川幕府の時代。
徳川幕府はもちろん【武】によって築きあげられた体制。

その体制における【武士】の存在意義とは何か?

江戸時代の武士たちは、剣槍馬術を稽古して怠る事無く、
戦争は無いのに両刀を腰から離さず、つねに体を鍛えて、
イザという時のために用意していた。

「治において乱を忘れず」というのが武士の
心用意であり、覚悟であった。

ただ多くの武士は、老人になるまで天命をまっとうし、
畳の上で穏やかに死んでいくのがフツウであったのだが、
それでも武士の生き方に変わりは無い。

江戸時代においては
「文武の根は一つ」という考えがあったため、
「文化国家」だの「無防備中立」だの「軍事国家」だの
【武】と【文】を切り離すような次元の低い議論に振り回される
ようなことはなく、平和を保てたのだという事が書いてある。

「文武両道」っていい言葉だと改めて思った。