( ..)φメモメモ

歴史モノ(安土・桃山時代)

最近歴史モノの本がおもしろい。

小学生の頃読んだ
「竜馬がゆく」からずーっといろいろな歴史モノを
読んできたが、最近までは登場してくる人間は
何か特別の人間ですごい距離感があったのに

よく考えると人間って余り進化しているわけでは
ないなあという事に気が付いてから登場人物が
身近に感じられて俄然おもしろくなってきた。

科学の発達や身体的な発達はあるかも知れないが
人間の考え方・行動などにはあまり進化はない。

私の好きな安土・桃山時代などは
いろいろな人物像の宝庫で調べれば調べるほど
奥が深くおもしろくなってくる。

信長の女性に対する細やかさや
まだ力がなかった頃の繊細な外交術。

秀吉の人たらしの凄さやそれにしては
配慮がなかった家庭問題。

家康の優柔不断さと意外と短気な面
それを支える優秀な家臣団。

現代とは文化・経済・政治など
全く違った形態をとっているが
それを動かしている人間は基本的に同じなのだ。

もしかしたら人間的にはこの時代の方が
優れていたのかも知れないと思う事もある。

現代のように引き篭もっても生きていける
豊かさはこの時代には無い。
しかし人間的な豊かさは数倍も上だ。

悪しき教育のおかげでこの頃は支配階級から
その他の階級が凄い収奪を受けており
女性も酷い差別を受けていたかのような
考えが広まっているが、そんな事はない。

加賀国は室町時代に守護が追い出された後は
「百姓の持ちたる国」として百年続いたし
秀吉の妻である北の政所・妾の淀の君の権力は
絶大なものがあった。

【縁切寺】もあったし
そこに入り込めば役人も手出し出来ぬ治外法権の
ような場所も確かに存在した。

男女の関係も現代の方が問題は根深いのでは
ないだろうか。

話しはいつものように逸れるが
大体女性を大切に扱わない男が繁栄した試しがない。
信長は気に入った女性には台所道具の名前をつけ
非常に可愛がったというし
秀吉にしても北の政所には頭が上がらなかった。
家康はちょっと変わっていて後妻好き。
精神的にも成熟した女性に甘えたかったのだろう。

こういったウラ話を聞くとれ【歴史モノ】が
読みたくなりませんか?