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「マキアヴェッリ語録」がなかなか面白かったので
また塩野七生さんの著書の中でその題名に惹かれて
読んでいるのが
また塩野七生さんの著書の中でその題名に惹かれて
読んでいるのが
「チェーザレ・ボルジア、あるいは優雅なる冷酷」
通勤時にこの本を読むのが密かな楽しみになっている。
なんといっても私の大好きな信長と共通点が多い。
今まで読んだところで言うと
体を鍛えており狩猟が好き
若い頃は無教養で知性が足りないと見られていた
外見は傾いていた(法王を父に持つのにトルコ風のカッコ
をして見せた)
自分の理想に邪魔な存在は兄弟であろうと殺し(弟殺し)
才能のある人間は重用する(ダ・ヴィンチ)
権威をなんとも思っていない(枢機卿の職を返上)
権威を利用するのが上手 (ローマ法王・フランス王)
才能が寄ってくる(マキアヴェッリ・
危険を感じた部下に裏切られる
裏切り者は決して許さない
兵農分離を進める
一般市民には寛大 等など
最後に好きな箇所を引用します。
レオナルドとチェーザレ。
この二人は、互いの才能に、互いの欲するものを見たのである。
(中略)
互いの間に、相手を通じて自分自身の理想を実現するという、
冷厳な目的のみが存在するだけである。保護や援助に較べて、
また与えるという甘いおもいあがりなどに較べて、どれほど
誠実で美しいことか。
このような関係では、互いに自己の目的を明確にする者の間
のみ存在する、相手に対する真摯な尊重の気持ちが生まれて
くる。
塩野七生さん、男前だな。
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